鎌倉で阿久根のうまい魚を楽しむ6日間
2018年11月19日から24日まで、鎌倉市内各所で、鹿児島県阿久根市の魚をテーマにしたイベントを開催しました。2017年10月の開催に続き、今回で2年目を迎える企画となります。
『阿久根と鎌倉』プロジェクトは、全国的な課題となっている、魚を生業とする人材の育成、魚食の普及を目的に2018年にスタートしました。鹿児島県阿久根市観光連盟局長・石川秀和さんが発起人となり、鎌倉拠点で地域間交流プロジェクト「〇〇と鎌倉」を展開する株式会社カンバセーションズとの連携により、2019年に鎌倉市で「阿久根と鎌倉」移動式鮮魚店のオープンを目指して活動しています。 阿久根で漁業や水産業について実践で学び、鎌倉で鮮魚の販売をするという2拠点居住型スタイルで”魚業”に関わる人材を育て、いまや数少ない存在となりつつある地域に根差した鮮魚店づくりに挑戦します。
このプロジェクトは阿久根市観光連盟が中心となり、地元の水産加工会社や仲買人など民間の関連企業が有志で参加していることも特徴です。「阿久根と鎌倉」FISH WEEK期間中は、阿久根市より民間の協力メンバー、食品加工科の高校生ら計15名が来鎌し、短期滞在しながら食堂の運営や鮮魚販売に携わりました。
「阿久根と鎌倉 FISH WEEK」コンテンツ
1.うみまち食堂「阿久根と鎌倉」 鎌倉「まちの社員食堂」で阿久根の魚を使った定食を提供しました。 お米は、鎌倉の老舗米屋「笹屋」の店主がセレクトし、野菜は鎌倉野菜を使用。朝・昼・晩異なるメニューを用意し、夜は阿久根の焼酎も提供しました。
2. 移動式!「阿久根鮮魚店」 阿久根の旬な鮮魚を毎日空輸し、鎌倉市内2ヶ所(由比ガ浜通り「笹屋」駐車場 、今泉台町内会館前)を日替わりで移動販売車でまわり、試験販売を行いました。
3.「魚で地域おこし会議」
2019年に鎌倉でのオープンを目指している「阿久根と鎌倉」鮮魚店プロジェクトの人材募集を兼ねたイベントも開催しました。さまざまな形で魚に関わるプレイヤーたちをゲストに招き、魚の生業の未来についてディスカッションを行いました。
4. 阿久根の鮮魚を使ったオリジナルメニューの提供
FISH WEEK 期間中、オステリア コマチーナ、ビストロオシノなど、鎌倉の飲食店数ヶ所で阿久根の魚を使った限定メニューを提供して頂きました。とても好評だったようで、継続的な取引にもつながっていきそうです。
【クレジット】
主催:鹿児島県阿久根市
企画:阿久根市観光連盟、株式会社カンバセーションズ
協力:鹿児島県立鶴翔高校、笹屋、猿楽水産、下園薩男商店、中野水産、濱崎魚類、福美丸水産