五島と鎌倉
2016年10月に長崎県五島列島のPRイベントを鎌倉市内各所にて開催。「島の特産物の販路開拓」をテーマに、鎌倉の飲食店や雑貨店、美容室などとコラボレートし、オリジナルメニューの提供や物販、交流型イベント等を実施。一方的な地域情報の発信ではなく、鎌倉のライフスタイルに合わせてローカライズした商品展開やイベント制作にこだわり、タブロイド判のフリーペーパー『五島と鎌倉』も発行しました。これがきっかけとなり、鎌倉の人が五島列島に渡り、現地で料理イベントを開催したり、鎌倉の雑貨店で五島の椿油が常設販売されるなど、交流の輪が広がっています。
Partner Area: 長崎県五島列島
Client: 長崎県五島市商工会
Year: 2016年-
Outline
東京で同時期に開催した五島フェア「東京五島化計画」の一環で、「鎌倉で五島を楽しむ2日間」というイベントを企画。特産品の島外販路拡大・島のPRが主な目的でしたが、一方的な発信ではなく、鎌倉の人や店とのコラボレーションを通じて、新たな発見や交流につながるコンテンツを意識しました。
1.「五島と鎌倉」フリーペーパー発行
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島の名産「椿」の特集企画
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街の食堂店主対談
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地域密着型ミュージシャン インタビュー
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鎌倉で楽しむ五島(島の食材等を取り扱っている店舗紹介)etc
2.鎌倉でのイベント開催
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市内飲食店にて島食材を使ったメニューの提供
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「椿」をテーマにした島の出張販売所を企画ディレクション
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化粧用椿油のPR・販売を目的としたワークショップの企画
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市内店舗への椿油の卸セールスサポート
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交流型のトークイベント開催 など
島の椿を使ったものづくり、商品開発
イベントに向けて、島の名産「椿」の木材・灰を使った商品づくりを、鎌倉で活動する作家3組と行いました。スカイプを通じて五島市の商工会長に島や椿のことなどについてヒアリングしながら、椿の特性を活かした企画の打ち合わせを実施。
完成した「マイ箸セット」「印鑑」は、鎌倉の雑貨店での販売を皮切りに、後日五島内で開催した関連イベントや横浜トリエンナーレなどでも販売。
環境への意識が高い鎌倉ならではの「マイ箸セット」という提案や、五島と鎌倉を象徴するカラーを両面で表現したリバーシブルの箸カバーなど、五島と鎌倉だからこそできるものづくりにこだわりました。
鎌倉の店舗と五島のコラボレーション
鎌倉市内の飲食店・雑貨店などと、島の食材を使ったコラボレーションを行いました。
協力店舗
mbs46.7 (パン屋)
椿酵母を用いたパンの販売
こまめ(甘味処)
五島うどんと鎌倉スパイスを使ったメニューの提供
コバカバ(食堂)
五島食材と鎌倉野菜を使った定食の提供
宮路(カフェ)
五島つばき茶とつばき菓子(創作和菓子作家「手毬」作)のセット提供
カフカ(美容室)
椿油を使ったヘッドマッサージサービスの提供
交流型イベントの開催
五島と鎌倉の人たちが交流できるイベントも開催。鎌倉・湘南エリアだけでなく、東京・横浜からも五島に興味がある人やゆかりがある人、さらに「地域間交流」というテーマに興味を持つ人たちにご来場いただきました。
懇親会&トークイベント 参加者数 32名(定員)
島食材を使ったケータリングを食べながら、「五島と、鎌倉のこと。」というテーマでトークセッションを開催しました。登壇者は、五島と鎌倉それぞれに関わる6名。五島の方々や島出身者にもご来場いただきました。
五島ナイト 参加者数 30名(満席)
鎌倉の人気食堂「コバカバ」にて五島食材と鎌倉野菜を使った限定定食を提供。島の方にも参加いただき、交流型のイベントとして実施しました。
五島列島でのイベント開催
鎌倉を拠点とする老舗スパイス屋のメタ・バラッツさんが、五島でスパイス料理のイベントを開催。2日間3イベントで、計100名以上の方が参加。これを機に、島内でスパイスの販売が始まり、定期的にスパイスイベントが開催されたり、継続的な取り組みが行われています。
限定ランチプレートの提供 計71食
五島の食材を使った限定プレートを島の食堂で提供。
交流会 参加者数26名
スパイスアレンジした五島うどんを島のカフェで提供。交流会も開催。
スパイス料理教室 参加者数11名
島の食材を使ったスパイス料理の教室
協力
ネドコロノラ(ゲストハウス) 告知・イベントサポート
さんごさん(図書館・コミュニティスペース) イベントサポート
浜口水産 料理教室会場
ソトノマ(コミュニティカフェ)調理サポート・交流会会場
ごはん屋(定食屋)調理サポート・ランチ会場
農業法人べジテール 野菜提供
太田製麺所 五島うどん協賛
川崎さん(漁師) 鮮魚提供